理想と現実 本音と建前

先日また、主人が会社の懇親会で

帰りが遅い日でした。
主人は飲むほうでもありませんし、
会社も言うほど飲みが多い職場ではありません。
が、それでも毎月、多いと毎週。
その度に機嫌が悪くなる私。。
 
だって、小さい子供を抱えて働く女性には、そんな飲みの話は皆無です。
でも小さい子供がいるからと
職場の飲みを男性が断るのはどうでしょう?
奥さんいるでしょ?何で?
ってなりませんか?
万一飲みを断り帰ろうものなら、
あの人家でアタマ上がらないのかな、
かわいそう、なんて思われたり、、
たまには息抜きもいいだろー、
って先輩に誘われたり。
男性が子育てを理由に飲みに行けない=かわいそう、という図式になるように思います。

でも女性に息抜きはありません。
家庭と職場を走りまわって当たり前なんですよね。。
 
だから仕方ないなとは思いつつ
この不公平感が消化するのを待つだけ。

ふと思ったのですが、これが外国人男性ならどうでしょう?
日本人の奥さんと外国人の旦那さん。
「うちはワイフも働いているし、子供も小さいから今日は飲まずに帰るよ」
なんて言っても
「さすが外国人、優しい旦那さんで奥さん幸せよねー」になる気がします。
 
うーん、なんでしょう、この違い。。
 
実は最近保育士の資格を取ろうと通信で勉強をしているのですが
何度も出てくる理想、理想、理想の言葉たち。
 
「子どもを育てやすい社会」
「女性が子育てしやすい環境」
 
もう10年以上前から理念として掲げられている言葉たち。
そして少子化対策、子供の貧困問題など。
 
テキストを読み進めれば読み進める程
現実とその言葉とのギャップを感じずにはいられません。
 
保活という言葉が生まれるほど
保育所入所は厳しく、
入所できても職場での理解が得られにくかったり
人知れず泣くことも多く。
 
保育所での保育に満足しているかというと、そんなお母さんは少ないのではないでしょうか。。
毎日お迎えに行くと鼻水ずるずる、もしくはカピカピの息子。。
もうちょっと鼻水ふいてほしいな。。
でも、保育士さんに文句があるわけではないのです。
むしろ母子ともども支えてもらって感謝なんです。
 
でも、保育士さんの数が足りていないのではと思うんです。
保育所での事故がある度
保育所、保育士の過失が叫ばれますが
国の基準は
ゼロ歳児は3人につき保育士1人、
1,2歳になると6人に保育士1人、
3歳児は20人、4,5歳児なら30人につき
保育士1人です。
果たして充分なケアができるんでしょうか?
私なら無理です。。
そんなに沢山の子たちの世話をして
保育計画や見直し、日々の記録、
保護者とのコミュニケーション、
行事の準備、、
恐らく毎日のようにサービス残業
なりそうな気がします。

さてさて、長くなってしまって
何が言いたいか分からなくなってきましたが笑
子育てしやすい環境、国をつくろう、
少子化対策に取り組もう、
という目標と理念だけが
実態を伴わず独り歩きしている。。

現実はなかなか
厳しいなあと、日々思うのです。